ゼンノロブロイ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ゼンノロブロイ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ゼンノロブロイの産駒は、中央での出走をほぼ終えました。父としては芝の中距離の印象が強い血ですが、実測すると、数字が残ったのは砂のほうでした。産駒がどの条件で人気以上に走ってきたのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸からまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2016〜2026年
産駒の出走
延べ3,493走(378頭)

ゼンノロブロイ産駒の現在地

産駒の出走は2016年の延べ1,075走から年々細り、2024年は29走、2025年は20走まで減りました。中央で走る現役産駒はもうごくわずかです。ここに並ぶ数字は、ほぼ出そろった世代の総決算にあたります。

産駒の出走
2016年1,075
2017年810
2018年590
2019年416
2020年268
2021年146
2022年79
2023年54
2024年29
2025年20
2026年6

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m41117.5%-2.3
芝 1401〜1800m59315.9%-1.5
芝 1801〜2200m50616.2%-2.3
芝 2201m〜19217.7%-1.5
ダート 〜1400m44515.5%-2.1
ダート 1401〜1800m1,15519.2%-1.0
ダート 1801〜2200m15616.0%-2.8
ダート 2201m〜3511.4%-5.0

出走がいちばん集まったのはダートの1401〜1800mで、複勝率19.2%。8つの距離帯のなかで最も高い数字です。芝は4つの区分がすべて15〜17%台に収まり、距離帯を選びません。落ちるのはダートの1801m以上で、2201m以上は11.4%まで下がりました。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
阪神・芝1600m4323.3%+8.7
新潟・芝1800m4524.4%+8.4
中山・ダート2400m1315.4%+6.7
札幌・ダート1700m3930.8%+6.4
京都・芝2400m2630.8%+5.2
京都・ダート1200m220.0%-15.9
札幌・芝1200m110.0%-15.9
福島・芝2000m422.4%-12.8
札幌・芝2000m1910.5%-12.8
中京・芝1400m244.2%-12.5

数字が出た条件は限られます。札幌のダート1700m京都の芝2400mがどちらも30.8%で、この表の最上位です。人気との比較でも上に出ました。逆に福島の芝2000mは42走を重ねて複勝率2.4%。京都のダート1200mでは3着以内が1度もありません。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1,31216.9%-1.6
芝 稍重25814.3%-5.1
芝 道悪13217.4%-0.1
ダート 良1,07916.4%-2.8
ダート 稍重41323.2%+3.1
ダート 道悪29915.7%-2.9

はっきりした得意条件がダートの稍重です。複勝率23.2%で、乾いた良馬場の16.4%を大きく上回りました。同じ人気帯の馬より上に出た、数少ない区分でもあります。ただし道悪まで進むと15.7%に戻るので、砂が少し湿ったときだけの話です。芝は良でも渋っても14〜17%台で、雨では評価が動きません。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ12425.0%-5.8
芝 先行42927.7%-2.5
芝 差し55115.8%-3.0
芝 追込5867.3%+0.7
ダート 逃げ11541.7%+2.8
ダート 先行51435.0%-2.4
ダート 差し53412.4%-2.8
ダート 追込6284.1%-0.6

ダートでハナを切れたときがいちばん高く、複勝率41.7%。同じ人気帯の馬も上回りました。先行に下がると35.0%で、こちらは人気ほど走れていません。砂で前を取れるかどうかが、そのまま結果に出ます。芝は先行の27.7%が最上位で、差しに回った産駒は15.8%まで落ちました。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬12111.6%-5.3
芝 未勝利42116.9%+0.1
芝 1勝クラス59516.5%-2.5
芝 2勝クラス32016.2%-3.7
芝 3勝クラス7720.8%+1.1
芝 オープン特別・リステッド5920.3%-3.3
芝 重賞10917.4%-1.4
ダート 新馬647.8%-8.5
ダート 未勝利57618.6%-0.3
ダート 1勝クラス72520.0%-0.7
ダート 2勝クラス29714.1%-2.8
ダート 3勝クラス8616.3%-4.4
ダート オープン特別・リステッド3613.9%-6.1

新馬戦がいちばん苦しく、ダートの新馬は複勝率7.8%です。芝の新馬も11.6%で、どちらも人気を下回りました。上限は芝の3勝クラスの20.8%。ダートの1勝クラスも20.0%あり、条件戦の中位が持ち場です。オープン特別・リステッドに上がると、砂では13.9%まで落ちました。

まとめ

  • 産駒の出走は2025年で延べ20走。中央で走る現役産駒はもうごくわずかです。
  • 出走が集まったダートの1401〜1800mが複勝率19.2%で最上位。芝は4つの区分がすべて15〜17%台に収まりました。
  • はっきりした得意はダートの稍重の23.2%。乾いた良馬場の16.4%を大きく上回ります。
  • ダートでハナを切れた産駒は41.7%。先行に下がると35.0%で、人気ほど走れていません。
  • コースは札幌のダート1700mが30.8%。福島の芝2000mの2.4%とは正反対でした。
  • 新馬戦はダートで7.8%、芝で11.6%。どちらも、未勝利より上のクラスを下回る数字です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016〜2026年、ゼンノロブロイ産駒の出走延べ3,493走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。