マインドユアビスケッツ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

マインドユアビスケッツの産駒は2022年に走り始め、5年目に入りました。ダートを主戦場にする血で、芝と砂では数字の出かたがまるで違います。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ1,899走(235頭)
- 初出走の年
- 2022年
マインドユアビスケッツ産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年です。翌年から出走は一気に増え、2025年には510走を数え、2026年も8月までに313走に達しました。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 159 |
| 2023年 | 440 |
| 2024年 | 477 |
| 2025年 | 510 |
| 2026年 | 313 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 172 | 16.3% | -2.3 |
| 芝 1401〜1800m | 176 | 19.3% | -0.5 |
| 芝 1801〜2200m | 95 | 21.1% | +2.2 |
| 芝 2201m〜 | 25 | 8.0% | -5.2 |
| ダート 〜1400m | 487 | 18.1% | -2.0 |
| ダート 1401〜1800m | 838 | 23.4% | +0.9 |
| ダート 1801〜2200m | 92 | 25.0% | +2.9 |
| ダート 2201m〜 | 14 | 28.6% | -0.4 |
この血の持ち場はダートです。ダートの1801〜2200mは複勝率25.0%で、人気と比べても上積みが残りました。出走がいちばん多い1401〜1800mも23.4%を保っています。反対に芝の1400m以下は16.3%まで落ち、人気を下回りました。芝は2201m以上になると8.0%です。砂でも1400m以下は18.1%どまりなので、ダートなら短いほどよいという血ではありません。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 中京・ダート1900m | 18 | 44.4% | +18.1 |
| 東京・ダート1300m | 15 | 26.7% | +11.1 |
| 函館・ダート1700m | 49 | 40.8% | +10.7 |
| 東京・芝1600m | 17 | 23.5% | +8.2 |
| 東京・ダート1600m | 139 | 24.5% | +3.4 |
| 小倉・芝1200m | 27 | 7.4% | -11.5 |
| 中京・ダート1800m | 67 | 9.0% | -10.4 |
| 中京・ダート1200m | 19 | 5.3% | -10.2 |
| 京都・ダート1900m | 30 | 6.7% | -9.9 |
| 中山・ダート1800m | 159 | 20.1% | -2.2 |
函館のダート1700mが複勝率40.8%と際立ちます。49走を重ねてこの数字なので、函館の砂は素直に評価できます。逆に中京のダート1800mは9.0%と落ち込みました。京都のダート1900mも6.7%です。同じ中距離の砂でも、コースによってこれだけ開きが出ています。いちばん多く使われた中山のダート1800mは20.1%にとどまりました。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 367 | 18.0% | -1.2 |
| 芝 稍重 | 73 | 13.7% | -2.3 |
| 芝 道悪 | 28 | 28.6% | +6.4 |
| ダート 良 | 941 | 21.0% | -1.0 |
| ダート 稍重 | 282 | 21.6% | +2.9 |
| ダート 道悪 | 208 | 25.0% | +1.7 |
砂は湿るほど数字が上がります。ダートの道悪は複勝率25.0%で、良馬場の21.0%を上回りました。稍重の21.6%も人気以上に走れています。水が入った砂はむしろ買い材料です。芝は少し湿った稍重が13.7%まで落ち、人気も下回りました。ただし芝の道悪では28.6%を残しており、こちらはまだ28走ぶんの数字にとどまります。
▶ ダートの道悪に強い血統は別記事で実測しています:ダートの道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 53 | 37.7% | -0.7 |
| 芝 先行 | 141 | 31.2% | +1.0 |
| 芝 差し | 118 | 14.4% | -4.0 |
| 芝 追込 | 152 | 2.0% | -3.6 |
| ダート 逃げ | 89 | 41.6% | +0.2 |
| ダート 先行 | 374 | 41.7% | +2.0 |
| ダート 差し | 501 | 17.2% | +0.1 |
| ダート 追込 | 467 | 6.9% | +1.0 |
ダートの先行は複勝率41.7%で、人気以上に走れています。おもしろいのは、砂なら後ろからでも人気どおりの数字に収まる点です。ダートの差しは17.2%、追込でも人気を下回っていません。対照的に芝の後方は苦しく、追込は2.0%まで落ちます。芝で位置を取れないときは、はっきり割り引きます。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 85 | 21.2% | +1.8 |
| 芝 未勝利 | 162 | 12.3% | -2.3 |
| 芝 1勝クラス | 90 | 15.6% | -2.1 |
| 芝 2勝クラス | 53 | 20.8% | -5.4 |
| 芝 3勝クラス | 23 | 17.4% | -1.4 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 21 | 28.6% | +2.0 |
| 芝 重賞 | 34 | 32.4% | +9.0 |
| ダート 新馬 | 118 | 21.2% | +1.2 |
| ダート 未勝利 | 654 | 23.5% | +1.2 |
| ダート 1勝クラス | 455 | 18.0% | -2.8 |
| ダート 2勝クラス | 116 | 31.9% | +5.2 |
| ダート 3勝クラス | 65 | 12.3% | -4.7 |
| ダート オープン特別・リステッド | 20 | 25.0% | +6.5 |
ダートはクラス間の段差がはっきり出ました。ダートの1勝クラスは複勝率18.0%で、人気を下回っています。ところがダートの2勝クラスは31.9%まで上がり、人気以上に走れました。同じ砂でも、1勝クラスと2勝クラスで評価は逆になります。芝は未勝利戦が12.3%と厳しく、こちらは早めに見切ります。
マインドユアビスケッツと相性の良い母父
同じ母の父を持つ馬を、父がマインドユアビスケッツかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。
ディープインパクト
(父:マインドユアビスケッツ × 母父:ディープインパクト)
母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がマインドユアビスケッツの馬は複勝率26.1%。父がマインドユアビスケッツでない馬の25.0%とほぼ同じですが、特にダートの良馬場では好成績です。また、ダートの1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を7.3%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 1401〜1800m | 24 | 25.0% | +3.4 |
| 芝 1801〜2200m | 13 | 15.4% | +3.2 |
| ダート 〜1400m | 26 | 23.1% | +0.6 |
| ダート 1401〜1800m | 76 | 32.9% | +4.6 |
| ダート 1801〜2200m | 24 | 29.2% | +7.3 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 39 | 15.4% | -2.8 |
| ダート 良 | 92 | 29.3% | +5.2 |
| ダート 稍重 | 17 | 17.6% | -2.8 |
| ダート 道悪 | 17 | 47.1% | +8.3 |
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 福島・ダート1700m | 12 | 25.0% | +8.3 |
| 阪神・ダート1800m | 13 | 15.4% | -6.7 |
まとめ
- 産駒は2022年に走り始めたばかりで、頭数はいまも増えている途中です。
- 主戦場はダート。1801〜2200mが25.0%で、人気を考えても上積みが残ります。芝の1400m以下は16.3%でした。
- 水の入った砂が買い材料です。ダートの道悪は25.0%で、良馬場を上回りました。
- 芝で後ろからは苦しい血です。芝の追込は2.0%まで落ちます。砂なら後方に置かれても人気どおりの数字に収まりました。
- クラスはダートの2勝クラスが31.9%。1勝クラスの18.0%とのあいだに段差があります。
- 相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
- ディープインパクト:特にダートの良馬場では好成績です。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、マインドユアビスケッツ産駒の出走延べ1,899走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







