ネオユニヴァース産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ネオユニヴァース産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ネオユニヴァースの産駒は、中央での出走をほぼ終えました。父の父としての出走も2020年を頂点に減っており、産駒・父の父のどちらも数字が出そろっています。ダート寄りだった産駒と、芝に軸足が移った父の父の違いも含めて、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2016〜2026年
産駒の出走
延べ3,722走(391頭)
父の父としての出走
延べ7,097走(799頭)

産駒から父の父へ、主役が入れ替わる時期

産駒の出走は2016年の延べ953走から細り、2025年は24走、2026年も8月までに11走です。中央で走る現役産駒はもうごくわずかです。

父の父としての出走が産駒を追い越したのは2018年です。ただしこちらも2020年の延べ1,119走を山に減り続け、2025年は105走まで落ちました。父の父の欄でこの名前を見る機会も、いまは限られています。ここに並ぶ数字は、産駒と父の父の両方が出そろったあとの総決算にあたります。

産駒父の父
2016年953740
2017年887825
2018年630916
2019年4371,116
2020年3401,119
2021年242862
2022年101591
2023年61483
2024年36289
2025年24105
2026年1151

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m37610.4%-3.9
芝 1401〜1800m60217.6%+0.1
芝 1801〜2200m37416.3%-3.4
芝 2201m〜11620.7%-4.0
ダート 〜1400m97016.8%-0.2
ダート 1401〜1800m1,14422.9%+0.5
ダート 1801〜2200m12026.7%+2.0
ダート 2201m〜2020.0%-15.4

主戦場はダートでした。出走が集まる1401〜1800mで複勝率22.9%。その上の1801〜2200mは26.7%まで届きます。はっきり苦手なのが芝の1400m以下で10.4%。同じ人気帯の馬にも大きく届きません。芝の1801〜2200mも16.3%と伸びず、芝はどの距離帯でも上積みが残りませんでした。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
函館・芝1800m1540.0%+11.2
東京・芝1800m6123.0%+9.1
京都・芝1600m5127.5%+7.5
京都・芝1800m4124.4%+6.8
京都・ダート1200m7223.6%+6.1
東京・芝2000m3910.3%-13.0
阪神・芝1200m160.0%-11.4
京都・芝1200m130.0%-11.0
新潟・芝1600m267.7%-9.9
京都・芝2400m1723.5%-9.8

芝が全体に低いなかで、例外的に数字が出るのがマイルから1800mの区間です。京都の芝1600mは複勝率27.5%。東京の芝1800mも23.0%で、どちらも同じ人気帯の馬を上回りました。逆に芝の短いところは総崩れで、阪神と京都の芝1200mではどちらも3着以内が1度もありません。砂で目を引くのは京都のダート1200mの23.6%です。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1,17015.6%-2.3
芝 稍重21216.0%-1.1
芝 道悪8615.1%-1.7
ダート 良1,33521.2%+1.0
ダート 稍重52818.9%-1.7
ダート 道悪39119.9%-0.4

馬場状態ではほとんど動きません。芝は良・稍重・道悪のいずれも15〜16%台に並び、雨で見直す材料は出てきませんでした。ダートも18〜21%台の範囲に収まります。この血で条件を絞るなら、馬場よりも距離とクラスを見るほうが早道です。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ14626.7%-3.6
芝 先行37023.8%-2.9
芝 差し49815.5%-3.6
芝 追込4385.7%-0.6
ダート 逃げ12330.9%-9.2
ダート 先行58738.8%+0.6
ダート 差し82717.5%+2.0
ダート 追込7177.0%+1.3

ダートは先行が複勝率38.8%で最上位です。ところが同じ前でもハナに立った産駒は30.9%にとどまり、同じ人気帯の馬に大きく届きませんでした。砂では番手から運べたときがいちばん確かです。芝は先行の23.8%も差しの15.5%も人気を下回っており、位置取りを変えても持ち直しません。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬15113.2%-2.6
芝 未勝利41012.2%-2.4
芝 1勝クラス46314.7%-3.7
芝 2勝クラス18223.1%+1.3
芝 3勝クラス14120.6%-0.3
芝 オープン特別・リステッド3718.9%+1.4
芝 重賞8416.7%-2.3
ダート 新馬6016.7%-1.8
ダート 未勝利68324.6%+1.8
ダート 1勝クラス76820.4%+0.1
ダート 2勝クラス36015.6%-2.3
ダート 3勝クラス22216.2%-0.9
ダート オープン特別・リステッド11816.9%-2.1
ダート 重賞4332.6%+2.7

芝は下級条件で数字が伸びません。芝の未勝利は複勝率12.2%どまりで、1勝クラスも14.7%。どちらも同じ人気帯の馬に届きませんでした。砂は未勝利の24.6%まで持ちますが、ダートの2勝クラスで15.6%まで落ちます。ひとつ跳ねているのがダートの重賞の32.6%で、延べ43走の集計です。

父の父としてのネオユニヴァース

産駒が種牡馬に回り、父の父にネオユニヴァースが入る馬の出走は延べ7,097走まで増えました。数を押し上げたのはヴィクトワールピサ産駒で、延べ5,546走を占めます。父としての形が一代下がってどう変わったのかを見ます。

出走
ヴィクトワールピサ5,546
アンライバルド770
ロジユニヴァース453
トーセンファントム283
ネオヴァンドーム19

父の父がネオユニヴァースの馬を、父ごとに数えた上位5頭です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m1,21418.7%-0.8
芝 1401〜1800m1,77922.5%+1.0
芝 1801〜2200m1,06620.8%-1.9
芝 2201m〜21619.9%-2.2
ダート 〜1400m1,03214.7%-2.4
ダート 1401〜1800m1,53317.6%-2.4
ダート 1801〜2200m20618.9%+0.4
ダート 2201m〜5119.6%-2.8
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良3,29021.8%+0.4
芝 稍重66017.4%-3.3
芝 道悪32518.5%-2.7
ダート 良1,70616.8%-2.0
ダート 稍重60716.1%-2.4
ダート 道悪50916.9%-2.5
クラス(芝ダ別)
クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬43022.8%+1.9
芝 未勝利1,42621.5%+0.8
ダート 新馬17111.1%-6.7
芝 オープン特別・リステッド15113.2%-4.9
ダート 3勝クラス988.2%-4.7
ダート 2勝クラス30811.7%-4.3
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・芝1600m14127.7%+5.6
新潟・ダート1200m7720.8%+4.9
新潟・芝2000m8728.7%+4.2
中山・芝1200m8320.5%+3.6
中京・ダート1400m776.5%-8.6
福島・ダート1700m12812.5%-5.8
函館・芝1200m9416.0%-5.4
阪神・ダート1800m21315.5%-5.1

一代下がって、主戦場が入れ替わります。父の父では芝の1401〜1800mが複勝率22.5%でいちばん高く、ダートは1400m以下の14.7%まで落ちました。産駒のときとは芝と砂の位置が逆です。そのなかで受け継がれたのが京都の芝1600mで、産駒の27.5%に対して父の父でも27.7%。この条件だけは二代続けて同じ水準の数字が並びました。逆に足りないのは中京のダート1400mの6.5%で、砂の短いところは一代下がってさらに苦しくなっています。ここからは母の父ごとに、噛み合った組み合わせと外れた組み合わせを見ていきます。

同じ母の父を持つ馬を、父の父がネオユニヴァースかどうかで分けて比べています。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。

父父ネオユニヴァースと相性が良い母父

ホワイトマズル

(父の父:ネオユニヴァースあり × 母父:ホワイトマズル)

母父がホワイトマズルの馬で比較すると、父の父がネオユニヴァースの馬は複勝率18.9%。父の父がネオユニヴァースでない馬の17.7%とほぼ同じですが、芝とダートの1401〜1800mの両方で人気以上に走っています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m1428.6%+10.4
ダート 〜1400m2412.5%+2.3
ダート 1401〜1800m1827.8%+5.1
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良2213.6%-4.8
ダート 良3119.4%+3.6

父父ネオユニヴァースと相性が悪い母父

キングヘイロー

(父の父:ネオユニヴァースあり × 母父:キングヘイロー)

母父がキングヘイローの馬で比較すると、父の父がネオユニヴァースの馬は複勝率14.8%。父の父がネオユニヴァースでない馬の23.7%を大きく下回っています。
ダートの1400m以下では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にネオユニヴァースを持たない馬の方が成績が良いです。また、ダートの1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を5.9%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m1118.2%+0.7
芝 1801〜2200m1118.2%-6.6
ダート 〜1400m2516.0%+5.2
ダート 1401〜1800m2317.4%-5.9
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良2412.5%-6.7
ダート 良3112.9%-1.5
ダート 稍重1315.4%-2.1

シンボリクリスエス

(父の父:ネオユニヴァースあり × 母父:シンボリクリスエス)

母父がシンボリクリスエスの馬で比較すると、父の父がネオユニヴァースの馬は複勝率19.7%。父の父がネオユニヴァースでない馬の22.5%を下回っています。
特定の条件に偏らず、全体的にネオユニヴァースを持たない馬の方が成績が良いです。また、中山・芝1600mは複勝率15.4%と苦戦しています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m4124.4%-1.9
芝 1801〜2200m2416.7%-3.2
ダート 〜1400m175.9%-8.8
ダート 1401〜1800m4223.8%-3.4
ダート 1801〜2200m2015.0%-5.9
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良6123.0%+0.3
芝 稍重1225.0%+1.1
ダート 良5219.2%-3.7
ダート 稍重156.7%-9.7
ダート 道悪1225.0%-4.4
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・ダート1800m1533.3%-1.6
東京・芝1600m1136.4%-1.8
東京・ダート2100m2015.0%-5.6
中山・芝1600m1315.4%-10.4

クロフネ

(父の父:ネオユニヴァースあり × 母父:クロフネ)

母父がクロフネの馬で比較すると、父の父がネオユニヴァースの馬は複勝率17.8%。父の父がネオユニヴァースでない馬の23.1%を大きく下回っています。
ダートの1400m以下や、ダートの稍重の馬場では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にネオユニヴァースを持たない馬の方が成績が良いです。特にダートの良馬場では成績が悪いので割引が必要です。また、芝の2201m以上は同じ人気帯の平均複勝率を6.3%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m3212.5%-3.7
芝 1401〜1800m8821.6%-1.0
芝 1801〜2200m5125.5%-0.6
芝 2201m〜1216.7%-6.3
ダート 〜1400m6420.3%+1.8
ダート 1401〜1800m567.1%-7.4
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良14423.6%+0.1
芝 稍重2714.8%-4.8
芝 道悪120.0%-15.2
ダート 良8213.4%-4.7
ダート 稍重2619.2%+3.2
ダート 道悪185.6%-4.3
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・ダート1200m2030.0%+7.3
東京・芝1800m1723.5%+4.1
阪神・ダート1800m1612.5%-1.5
東京・芝1600m1421.4%-1.0

タイキシャトル

(父の父:ネオユニヴァースあり × 母父:タイキシャトル)

母父がタイキシャトルの馬で比較すると、父の父がネオユニヴァースの馬は複勝率15.9%。父の父がネオユニヴァースでない馬の17.8%とほぼ同じです。
芝の良馬場や、芝の1401〜1800mでは好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にネオユニヴァースを持たない馬の方が成績が良いです。また、ダートの1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を9.5%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m3411.8%-5.6
芝 1401〜1800m3627.8%+9.8
芝 1801〜2200m110.0%-14.2
ダート 〜1400m2711.1%-9.5
ダート 1401〜1800m1520.0%+1.9
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良5617.9%+1.9
芝 稍重1811.1%-10.4
ダート 良3215.6%-5.6
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
小倉・芝1200m110.0%-13.3

まとめ

  • 産駒の出走は2025年で延べ24走。父の父としての出走も2020年の延べ1,119走を山に減り続けています。
  • 産駒は芝の1400m以下で複勝率10.4%。芝はどの距離帯でも上積みが残りませんでした。
  • 砂はダートの1801〜2200mの26.7%が最上位。1400m以下は16.8%どまりです。
  • ダートでハナに立った産駒は30.9%。数字は高くても、同じ人気帯の馬には大きく届きません。
  • 芝の短距離は総崩れです。阪神と京都の芝1200mでは3着以内が1度もありませんでした。
  • 父の父に回ると主戦場が芝に移ります。京都の芝1600mだけは、産駒の27.5%と並ぶ27.7%を残しました。
  • 父の父として、相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
    • ホワイトマズル:芝とダートの1401〜1800mの両方で人気以上に走っています。
  • 逆に、父の父としての相性が悪かった母の父は以下の3頭。
    • キングヘイロー:特定の条件に偏らず、全体的にネオユニヴァースを持たない馬の方が成績が良いです。
    • シンボリクリスエス:特定の条件に偏らず、全体的にネオユニヴァースを持たない馬の方が成績が良いです。
    • クロフネ:ダートの良馬場では成績が悪いので割引が必要です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016〜2026年、ネオユニヴァース産駒の出走延べ3,722走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。