ドレフォン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ドレフォン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ドレフォンの産駒は2021年に走り始め、いまは年に1,000走を超える規模になりました。走る場所ははっきり砂に寄っています。どの条件で人気以上に走り、どの条件で足りなかったのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2021〜2026年
産駒の出走
延べ4,789走(483頭)
初出走の年
2021年

ドレフォン産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2021年。翌年には774走、2023年からは年1,000走前後で推移しています。積み上がった出走は延べ4,789走。芝とダートで数字が大きく割れる血なので、軸ごとに分けて見るとその差がよく分かります。

産駒の出走
2021年238
2022年774
2023年974
2024年1,067
2025年1,050
2026年686

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m56022.5%-1.4
芝 1401〜1800m52722.8%-1.1
芝 1801〜2200m15315.7%-3.0
芝 2201m〜5530.9%+3.8
ダート 〜1400m1,50927.8%+3.3
ダート 1401〜1800m1,76527.9%+1.7
ダート 1801〜2200m18534.6%+6.6
ダート 2201m〜3525.7%+4.0

走るのはダートです。なかでも1801〜2200mは複勝率34.6%で、同じ人気帯の馬と比べた上積みもいちばん大きく出ました。1400m以下でも27.8%を残しており、砂ならどの距離でも計算が立ちます。芝は22%台が続いたあと、1801〜2200mでは15.7%まで落ちました。芝で距離が延びた産駒は、はっきり評価を下げてよい条件です。2201m以上だけは30.9%と戻していますが、走ったのはまだ55回です。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中京・ダート1200m8633.7%+9.7
京都・ダート1200m11631.0%+7.2
阪神・ダート1200m10429.8%+5.3
札幌・ダート1700m11729.9%+4.3
阪神・ダート1400m20626.7%+3.8
東京・芝1800m319.7%-12.5
新潟・芝1200m1216.7%-12.2
小倉・ダート1000m2015.0%-10.7
阪神・芝1800m2817.9%-9.0
新潟・ダート1200m11125.2%-0.7

砂の短距離で数字が跳ねます。中京のダート1200mは複勝率33.7%で、同じ人気帯の馬と比べた上積みもいちばん大きく出ました。京都のダート1200mが31.0%、阪神のダート1200mも29.8%と続き、関西の砂1200mは軒並み人気以上に走っています。出走が200を超える阪神のダート1400mも26.7%と安定しました。一方の芝はどのコースも出走が数十回どまりですが、東京の芝1800mが9.7%、阪神の芝1800mも17.9%と低い数字が並びます。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1,02023.0%-0.4
芝 稍重20118.4%-5.2
芝 道悪7420.3%-5.8
ダート 良2,32427.8%+2.7
ダート 稍重66031.5%+4.4
ダート 道悪51025.5%+0.1

ダートの稍重がいちばんの狙い目です。複勝率31.5%で、乾いた良馬場の27.8%を上回りました。少し湿った砂で持ち味が出るタイプです。反対に芝の稍重は18.4%まで落ち、人気ほど走れていません。芝はもともと分が悪いうえ、水が入ると輪をかけて苦しくなります。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ9946.5%+7.6
芝 先行37032.7%-3.9
芝 差し43321.5%-0.8
芝 追込3806.8%-2.2
ダート 逃げ23345.9%-0.7
ダート 先行1,21646.0%+3.7
ダート 差し1,17121.4%+2.7
ダート 追込8747.8%+0.9

砂では先行がいちばん強く、複勝率46.0%。差しに回っても人気以上に走っており、ダートなら位置取りをあまり気にせず済みます。芝で目を引くのはハナを切ったときだけで、46.5%。同じ前でも先行どまりだと人気を下回ります。芝で追い込む形になると6.8%まで落ち、届いていません。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬23521.7%-7.0
芝 未勝利47521.3%-2.1
芝 1勝クラス28821.5%+0.3
芝 2勝クラス8123.5%-0.5
芝 3勝クラス4032.5%+9.4
芝 オープン特別・リステッド6628.8%+3.9
芝 重賞11020.0%0.0
ダート 新馬19925.1%-3.8
ダート 未勝利1,23130.5%+3.6
ダート 1勝クラス1,08927.5%+2.4
ダート 2勝クラス55224.3%+1.0
ダート 3勝クラス23029.6%+6.1
ダート オープン特別・リステッド15632.7%+7.4
ダート 重賞3721.6%-1.3

芝もダートも新馬戦は人気ほど走れていません。新馬戦より、未勝利・1勝クラスのほうが数字は上です。実際、ダートの未勝利戦は30.5%、1勝クラスも27.5%で、どちらも同じ人気帯の馬より上を行きました。オープン特別・リステッドでは32.7%まで上がります。砂は未勝利からオープン特別まで、そろって人気以上の並びです。

ドレフォンと相性の良い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がドレフォンかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒はまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。

スペシャルウィーク

(父:ドレフォン × 母父:スペシャルウィーク)

母父がスペシャルウィークの馬で比較すると、父がドレフォンの馬は複勝率28.6%。父がドレフォンでない馬の21.8%を大きく上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは人気以上に走れています。また、ダートの1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を6.9%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m1729.4%-2.3
芝 1401〜1800m2133.3%-1.4
ダート 〜1400m3525.7%+6.9
ダート 1401〜1800m4924.5%+3.7
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良2832.1%-0.2
ダート 良6429.7%+8.1
ダート 稍重1729.4%+10.9
ダート 道悪1315.4%-2.6

フジキセキ

(父:ドレフォン × 母父:フジキセキ)

母父がフジキセキの馬で比較すると、父がドレフォンの馬は複勝率25.9%。父がドレフォンでない馬の21.2%を上回っています。
ダートは距離を問わず好成績です。また、東京・ダート1400mは複勝率46.2%と好成績を残しています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m150.0%-12.1
芝 1401〜1800m180.0%-11.5
ダート 〜1400m6830.9%+5.8
ダート 1401〜1800m10531.4%+3.7
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良303.3%-10.0
ダート 良12230.3%+4.9
ダート 稍重2737.0%+10.6
ダート 道悪2725.9%-4.5
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
東京・ダート1400m1346.2%+22.8
阪神・ダート1800m1741.2%+16.3
阪神・ダート1400m1136.4%+11.5
東京・ダート1600m1741.2%+8.3
小倉・ダート1700m1428.6%+0.6
京都・ダート1800m1330.8%+1.2
中山・ダート1200m1723.5%+1.9

まとめ

  • 産駒は2021年デビュー。出走は延べ4,789走まで積み上がり、砂に寄った形がはっきり出ました。
  • 得意はダート。1801〜2200mは複勝率34.6%、1400m以下でも27.8%を残します。
  • 苦手は芝の1801〜2200m。複勝率15.7%で、芝で距離が延びた産駒は割り引きたいところです。
  • コースでは1200mのダート。中京は33.7%、京都も31.0%と数字を伸ばしました。
  • ダートの稍重が31.5%でいちばんの狙い目。逆に芝の稍重は18.4%まで落ちます。
  • クラスは新馬戦で人気を背負いすぎ。ダートの未勝利戦や1勝クラスでは人気以上に走ります。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の2頭。
    • スペシャルウィーク:ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは人気以上に走れています。
    • フジキセキ:ダートは距離を問わず好成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2021〜2026年、ドレフォン産駒の出走延べ4,789走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。