ルヴァンスレーヴ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ルヴァンスレーヴの産駒が中央で走り始めたのは2024年です。産駒数も増え、ダートの中距離という得意条件がはっきり出てきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2024〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ1,248走(187頭)
- 初出走の年
- 2024年
ルヴァンスレーヴ産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2024年。2025年には延べ621走を数え、2026年も8月までに465走に達しました。出走のほとんどはダートで、芝に回る産駒はごく限られます。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2024年 | 162 |
| 2025年 | 621 |
| 2026年 | 465 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 34 | 8.8% | -4.6 |
| 芝 1401〜1800m | 38 | 26.3% | +5.1 |
| 芝 1801〜2200m | 15 | 13.3% | -5.8 |
| ダート 〜1400m | 361 | 21.3% | +0.7 |
| ダート 1401〜1800m | 712 | 35.8% | +6.2 |
| ダート 1801〜2200m | 62 | 24.2% | -2.2 |
| ダート 2201m〜 | 20 | 55.0% | +18.5 |
得意はダートの1401〜1800mです。複勝率35.8%で、産駒の出走もここに集中しました。人気との比較でも大きな上積みが残っています。同じ砂でも1400m以下は21.3%まで下がり、短くなるほど分が悪くなります。芝は1400m以下が8.8%で、現時点では手を出しにくい条件です。ダートの2201m以上は55.0%と跳ねていますが、走ったのはまだ20回です。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 京都・ダート1800m | 122 | 42.6% | +13.4 |
| 中山・ダート1800m | 123 | 42.3% | +10.6 |
| 中京・ダート1800m | 62 | 38.7% | +9.3 |
| 阪神・ダート1800m | 85 | 42.4% | +9.0 |
| 東京・ダート1400m | 65 | 27.7% | +7.4 |
| 福島・ダート1150m | 15 | 6.7% | -7.2 |
| 札幌・ダート1700m | 48 | 20.8% | -6.2 |
| 小倉・ダート1000m | 18 | 22.2% | -5.8 |
| 中京・ダート1200m | 11 | 18.2% | -5.3 |
| 小倉・ダート1700m | 35 | 20.0% | -2.8 |
1800mのダートがそろって高い数字を出しています。京都のダート1800mが42.6%、中山のダート1800mも42.3%で、どちらも人気との比較で大きな上積みが残りました。1800m以外では東京のダート1400mが27.7%と手堅く、短いところが全部だめというわけでもありません。逆に福島のダート1150mは6.7%と苦戦しました。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 78 | 19.2% | +1.2 |
| 芝 稍重 | 11 | 9.1% | -5.4 |
| ダート 良 | 790 | 30.4% | +4.0 |
| ダート 稍重 | 232 | 33.6% | +5.1 |
| ダート 道悪 | 133 | 30.1% | +5.0 |
ダートは馬場状態を問わず3割台を保ちます。いちばん高いのは稍重の33.6%で、人気との比較でも上積みが残りました。良でも30.4%、重・不良でも30.1%と落差がありません。水が入っても評価を下げる必要はありません。芝は良で19.2%どまりで、こちらは条件が整っても数字が伸びていません。
▶ ダートの道悪に強い血統は別記事で実測しています:ダートの道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 先行 | 16 | 31.2% | +1.9 |
| 芝 差し | 32 | 28.1% | +7.1 |
| 芝 追込 | 40 | 2.5% | -3.2 |
| ダート 逃げ | 83 | 56.6% | +5.1 |
| ダート 先行 | 374 | 53.5% | +8.8 |
| ダート 差し | 421 | 20.9% | +1.1 |
| ダート 追込 | 277 | 8.3% | +2.2 |
ダートの先行が53.5%と際立ちます。人気との比較でも大きな上積みが残り、この血のいちばんの持ち味です。ハナを切れれば56.6%までさらに上がります。面白いのは追込で、8.3%ながら人気以上に走れています。前に行けなかったからといって、すぐ投げる必要はありません。芝の追込は2.5%で、こちらは苦しい戦いです。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 24 | 29.2% | +11.4 |
| 芝 未勝利 | 51 | 3.9% | -9.8 |
| 芝 1勝クラス | 13 | 46.2% | +21.2 |
| ダート 新馬 | 136 | 36.0% | +10.4 |
| ダート 未勝利 | 579 | 27.6% | +1.5 |
| ダート 1勝クラス | 319 | 33.2% | +7.3 |
| ダート 2勝クラス | 85 | 32.9% | +1.3 |
| ダート 3勝クラス | 15 | 66.7% | +24.2 |
| ダート オープン特別・リステッド | 12 | 16.7% | -10.0 |
ダートの新馬が36.0%と高く、人気との比較でも大きな上積みが出ました。芝の新馬も29.2%で、こちらも人気以上です。ダートの1勝クラスも33.2%で、未勝利の27.6%を上回ります。新馬・未勝利・1勝クラスのどれも、人気との比較で上積みが残っています。3勝クラスの66.7%はまだ15回の出走で、ここは産駒がそろうのを待ちたいところです。芝は未勝利の3.9%と1勝クラスの46.2%が極端に開きますが、どちらも出走が少なく、いまは読み込まないほうがよさそうです。
ルヴァンスレーヴと相性の良い母父
同じ母の父を持つ馬を、父がルヴァンスレーヴかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。
クロフネ
(父:ルヴァンスレーヴ × 母父:クロフネ)
母父がクロフネの馬で比較すると、父がルヴァンスレーヴの馬は複勝率54.8%。父がルヴァンスレーヴでない馬の22.7%を大きく上回っています。
特にダートの1401〜1800mでは好成績です。また、京都・ダート1800mは複勝率76.5%とよく走っています。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| ダート 1401〜1800m | 74 | 60.8% | +15.1 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| ダート 良 | 60 | 58.3% | +15.4 |
| ダート 稍重 | 18 | 61.1% | +7.1 |
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 京都・ダート1800m | 17 | 76.5% | +26.9 |
| 阪神・ダート1800m | 14 | 57.1% | +10.5 |
キングカメハメハ
(父:ルヴァンスレーヴ × 母父:キングカメハメハ)
母父がキングカメハメハの馬で比較すると、父がルヴァンスレーヴの馬は複勝率30.1%。父がルヴァンスレーヴでない馬の24.5%を大きく上回っています。
特にダートの1401〜1800mでは好成績です。また、京都・ダート1800mは複勝率40.0%とよく走っています。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| ダート 〜1400m | 22 | 18.2% | -1.2 |
| ダート 1401〜1800m | 106 | 32.1% | +4.0 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 11 | 63.6% | +32.6 |
| ダート 良 | 100 | 28.0% | +1.6 |
| ダート 稍重 | 25 | 32.0% | +5.0 |
| ダート 道悪 | 14 | 21.4% | +1.8 |
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 阪神・ダート1800m | 16 | 50.0% | +14.1 |
| 京都・ダート1800m | 30 | 40.0% | +11.9 |
| 中山・ダート1800m | 11 | 27.3% | +7.6 |
まとめ
- 産駒が走り始めたのは2024年。出走はダートに集中し、芝に回る産駒はごく限られます。
- 得意はダートの1401〜1800m。複勝率35.8%で、人気との比較でも大きな上積みが残ります。
- コースでは京都と中山のダート1800mがそろって4割台。1800m前後がいちばんの舞台です。
- ダートの先行が53.5%。前に行ければ堅く、追込に回っても人気以上に走れています。
- ダートの新馬が36.0%。1勝クラスでも33.2%で、水準は変わりません。
- 相性の良さが目立った母の父は以下の2頭。
- クロフネ:特にダートの1401〜1800mでは好成績です。
- キングカメハメハ:特にダートの1401〜1800mでは好成績です。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、ルヴァンスレーヴ産駒の出走延べ1,248走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







