マンハッタンカフェ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

マンハッタンカフェ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

マンハッタンカフェの産駒は、中央での出走をほぼ終えました。父としては芝の中距離という評価が定着した血ですが、実測すると砂の長めの距離にも高い数字が残っています。産駒がどの条件で人気以上に走ってきたのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸からまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2016〜2026年
産駒の出走
延べ3,744走(375頭)

マンハッタンカフェ産駒の現在地

産駒の出走は2016年の延べ1,018走から年々細り、2024年は10走、2025年は7走まで減りました。中央で走る現役産駒はもうごくわずかです。ここに並ぶ数字は、ほぼ出そろった世代の総決算にあたります。

産駒の出走
2016年1,018
2017年911
2018年796
2019年522
2020年255
2021年149
2022年55
2023年18
2024年10
2025年7
2026年3

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m55823.1%-1.4
芝 1401〜1800m79023.7%+0.6
芝 1801〜2200m71426.3%+2.0
芝 2201m〜23222.0%-0.5
ダート 〜1400m40020.0%-0.8
ダート 1401〜1800m82423.9%-0.8
ダート 1801〜2200m19033.2%+6.4
ダート 2201m〜3633.3%+4.2

距離が延びるほど数字が上がります。芝の1801〜2200mは複勝率26.3%で、同じ人気帯の馬も上回りました。芝はどの距離帯も22%を下回らず、極端に落ちるところがありません。砂はもっと極端で、ダートの1801〜2200mが33.2%まで届きます。ただしこちらは延べ190走で、出走の中心は1800mまでのほうでした。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・ダート1900m5341.5%+15.2
中山・芝2500m1838.9%+14.5
阪神・芝2000m6136.1%+14.5
新潟・芝2200m1747.1%+13.9
函館・ダート1700m3141.9%+12.4
福島・芝2600m128.3%-11.1
中京・ダート1200m120.0%-9.5
小倉・芝2600m1717.6%-8.8
福島・芝1200m4012.5%-8.4
函館・芝2000m4017.5%-8.0

距離でみた傾向は、コースにもそのまま出ました。阪神の芝2000mは複勝率36.1%で、61走ぶんの裏づけがあります。砂では京都のダート1900mが41.5%と、この表でいちばん高い数字を残しました。逆に短いところは苦しく、福島の芝1200mは12.5%どまりです。同じ2000mでも函館は17.5%で、阪神とは正反対の並びになりました。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1,78124.9%+1.0
芝 稍重33022.7%-1.1
芝 道悪18319.7%-2.9
ダート 良89623.0%-0.6
ダート 稍重31930.7%+4.4
ダート 道悪23520.4%-1.7

芝は乾いているときがいちばん高く、良馬場で24.9%。水を含むほど下がり、道悪では19.7%まで落ちます。砂は逆の動き方をします。ダートの稍重で30.7%まで上がりました。良馬場では23.0%です。ただし道悪まで進むと20.4%に戻るので、伸びるのは少し湿った程度のときでした。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ20030.0%-5.4
芝 先行77135.8%+2.3
芝 差し71121.1%-2.7
芝 追込59010.7%+1.2
ダート 逃げ10237.3%-7.0
ダート 先行48141.4%+0.3
ダート 差し48320.9%+2.4
ダート 追込3843.6%-2.0

いちばん確かなのは芝の先行です。複勝率35.8%で、同じ人気帯の馬も上回りました。771走ぶんの裏づけがあります。同じ前でも逃げは分が悪く、芝で30.0%、ダートで37.3%。数字そのものは高いのに、どちらも人気には届いていません。番手から運べたときがこの血のいちばん良い形です。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬13426.9%-0.8
芝 未勝利45621.5%-1.1
芝 1勝クラス59927.5%+1.0
芝 2勝クラス49527.5%+2.0
芝 3勝クラス22818.4%-3.1
芝 オープン特別・リステッド14321.7%+0.5
芝 重賞23919.7%+1.1
ダート 新馬3735.1%+8.8
ダート 未勝利38824.0%+0.3
ダート 1勝クラス53227.4%+1.4
ダート 2勝クラス32122.4%-1.7
ダート 3勝クラス10721.5%+2.6
ダート オープン特別・リステッド545.6%-8.7
ダート 重賞1118.2%+0.9

芝の2勝クラスは複勝率27.5%で、同じ人気帯の馬を上回りました。1勝クラスも同じ水準です。落ちるのは3勝クラスの18.4%で、同じ人気帯の馬にも届きませんでした。砂でひとつだけ極端なのがダートのオープン特別・リステッドの5.6%。同じ格でも芝は21.7%あり、正反対の数字になりました。

マンハッタンカフェと相性の良い母父

最後に母の父との組み合わせです。同じ母の父を持つ馬を、父がマンハッタンカフェかそうでないかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。差がはっきり出たのは1頭だけでした。

Singspiel

(父:マンハッタンカフェ × 母父:Singspiel)

母父がSingspielの馬で比較すると、父がマンハッタンカフェの馬は複勝率43.5%。父がマンハッタンカフェでない馬の27.2%を大きく上回っています。
芝の良馬場、特に芝の1801〜2200mでは人気以上に走れています。また、芝の2201m以上は同じ人気帯の平均複勝率を10.8%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1801〜2200m3250.0%+18.2
芝 2201m〜2536.0%+10.8
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良4537.8%+12.3
芝 稍重1361.5%+24.8

まとめ

  • 産駒の出走は2025年で延べ7走。中央で走る現役産駒はもうごくわずかです。
  • 芝の1801〜2200mが複勝率26.3%。距離が延びるほど数字が上がります。
  • 脚質は芝の先行の35.8%がいちばん確か。逃げに回ると、芝でもダートでも人気に届きませんでした。
  • コースは阪神の芝2000mが36.1%。同じ2000mでも函館は17.5%どまりでした。
  • ダートの稍重は30.7%。良馬場の23.0%より、少し湿った砂のほうが数字が出ます。
  • ダートのオープン特別・リステッドは5.6%。芝の同じ格の21.7%とは正反対でした。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
    • Singspiel:芝の良馬場、特に芝の1801〜2200mでは人気以上に走れています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016〜2026年、マンハッタンカフェ産駒の出走延べ3,744走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。