サトノクラウン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

サトノクラウンの産駒は2022年に走り始め、5年目に入りました。得意な条件と苦手な条件の落差がとりわけ大きく、狙う場所さえ選べば分かりやすい血です。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ1,619走(219頭)
- 初出走の年
- 2022年
サトノクラウン産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年です。2023年の延べ499走をピークに、その後の出走は落ち着きました。2026年も8月までに209走を数えます。頭数がそれほど多い血ではないので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 145 |
| 2023年 | 499 |
| 2024年 | 389 |
| 2025年 | 377 |
| 2026年 | 209 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 266 | 13.5% | -1.8 |
| 芝 1401〜1800m | 459 | 14.6% | -2.8 |
| 芝 1801〜2200m | 268 | 13.8% | -4.6 |
| 芝 2201m〜 | 98 | 36.7% | +10.1 |
| ダート 〜1400m | 154 | 12.3% | +1.0 |
| ダート 1401〜1800m | 303 | 20.8% | +1.8 |
| ダート 1801〜2200m | 62 | 19.4% | +0.9 |
この血は距離で評価がまるで変わります。芝の2201m以上は複勝率36.7%。人気と比べても大きな上積みが残り、長距離戦こそが持ち場です。ところが同じ芝でも1801〜2200mになると13.8%まで落ちます。1401〜1800mも14.6%で、こちらも人気を下回りました。芝は距離が足りないと途端に苦しくなる形です。ダートは1401〜1800mが20.8%あり、芝の中距離より高い数字を残しています。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 京都・芝2400m | 12 | 50.0% | +19.3 |
| 小倉・芝2600m | 19 | 36.8% | +16.1 |
| 阪神・芝2400m | 11 | 45.5% | +14.8 |
| 新潟・ダート1800m | 30 | 36.7% | +14.7 |
| 阪神・ダート1400m | 16 | 31.2% | +13.8 |
| 京都・芝2000m | 21 | 0.0% | -14.4 |
| 中京・芝1600m | 30 | 0.0% | -11.4 |
| 京都・芝1800m | 17 | 11.8% | -10.9 |
| 小倉・芝2000m | 41 | 4.9% | -10.0 |
| 阪神・芝1800m | 21 | 4.8% | -9.3 |
距離でみた形が、コースにもそのまま出ました。京都の芝2400mは複勝率50.0%です。小倉の芝2600mも36.8%を残し、長い芝ではしっかり数字が付いてきます。反対に中京の芝1600mは30走して3着以内がありません。小倉の芝2000mも4.9%どまりで、距離が足りない条件では取りこぼしが目立ちます。砂では新潟のダート1800mが36.7%あり、芝の中距離より頼りになる場面もありました。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 881 | 16.8% | -0.9 |
| 芝 稍重 | 143 | 14.0% | -4.2 |
| 芝 道悪 | 67 | 11.9% | -8.2 |
| ダート 良 | 338 | 16.9% | +0.4 |
| ダート 稍重 | 94 | 19.1% | +3.9 |
| ダート 道悪 | 96 | 22.9% | +5.0 |
馬場では芝と砂で向きが正反対になります。芝の道悪は複勝率11.9%まで落ち、人気も大きく下回りました。稍重の14.0%も足りていません。芝は渋った時点で評価を下げたい血です。逆にダートの道悪は22.9%まで上がり、人気以上に走れています。砂に水が入ったときは、迷わず評価を上げてよい血です。
▶ ダートの道悪に強い血統は別記事で実測しています:ダートの道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 43 | 32.6% | +1.3 |
| 芝 先行 | 282 | 31.2% | +1.1 |
| 芝 差し | 384 | 15.6% | -3.2 |
| 芝 追込 | 375 | 3.5% | -2.0 |
| ダート 逃げ | 13 | 15.4% | -15.1 |
| ダート 先行 | 125 | 44.8% | +8.2 |
| ダート 差し | 188 | 15.4% | +1.9 |
| ダート 追込 | 202 | 5.0% | +1.0 |
ダートの先行がはっきり抜けています。複勝率44.8%で、人気も大きく上回りました。砂は差しに回っても人気以上に走れています。対照的に芝の後方は苦しく、追込は3.5%まで落ちます。芝で前に行けない産駒は、はっきり割り引きたいところです。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 151 | 22.5% | +3.7 |
| 芝 未勝利 | 507 | 12.8% | -3.6 |
| 芝 1勝クラス | 274 | 17.2% | -1.0 |
| 芝 2勝クラス | 60 | 15.0% | -1.0 |
| 芝 3勝クラス | 24 | 29.2% | +4.7 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 27 | 25.9% | -2.1 |
| 芝 重賞 | 48 | 14.6% | -4.8 |
| ダート 新馬 | 29 | 10.3% | +1.2 |
| ダート 未勝利 | 327 | 13.5% | -0.3 |
| ダート 1勝クラス | 119 | 32.8% | +9.5 |
| ダート 2勝クラス | 24 | 33.3% | +11.2 |
| ダート 3勝クラス | 27 | 11.1% | -6.0 |
芝は新馬戦が複勝率22.5%で、人気以上に走れました。ところが芝の未勝利戦は12.8%まで下がります。同じ人気帯の馬と比べても足りていません。砂はまったく逆で、ダートの1勝クラスが32.8%と高く、人気を大きく上回りました。ダートの未勝利の13.5%とは、はっきり差が付いています。
サトノクラウンと相性の悪い母父
同じ母の父を持つ馬を、父がサトノクラウンかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒の頭数が限られるため、取り上げられる母の父も少数です。
ダイワメジャー
(父:サトノクラウン × 母父:ダイワメジャー)
母父がダイワメジャーの馬で比較すると、父がサトノクラウンの馬は複勝率7.9%。父がサトノクラウンでない馬の21.8%を大きく下回っています。
特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、ダートの1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を8.8%下回っており、過信は禁物です。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 32 | 9.4% | -2.0 |
| 芝 1401〜1800m | 15 | 6.7% | -3.4 |
| 芝 1801〜2200m | 20 | 15.0% | -4.5 |
| ダート 〜1400m | 13 | 0.0% | -8.8 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 52 | 9.6% | -2.9 |
| ダート 良 | 17 | 0.0% | -8.5 |
ディープインパクト
(父:サトノクラウン × 母父:ディープインパクト)
母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がサトノクラウンの馬は複勝率21.2%。父がサトノクラウンでない馬の25.0%を下回っています。
芝の良馬場では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を7.1%下回っており、過信は禁物です。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 17 | 0.0% | -7.1 |
| 芝 1401〜1800m | 63 | 12.7% | -6.1 |
| 芝 1801〜2200m | 51 | 25.5% | -5.3 |
| 芝 2201m〜 | 39 | 56.4% | +19.2 |
| ダート 〜1400m | 12 | 0.0% | -6.2 |
| ダート 1401〜1800m | 21 | 4.8% | -6.2 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 141 | 29.8% | +4.4 |
| 芝 稍重 | 18 | 5.6% | -18.3 |
| 芝 道悪 | 11 | 0.0% | -22.3 |
| ダート 良 | 26 | 0.0% | -9.1 |
ハーツクライ
(父:サトノクラウン × 母父:ハーツクライ)
母父がハーツクライの馬で比較すると、父がサトノクラウンの馬は複勝率17.3%。父がサトノクラウンでない馬の20.9%を下回っています。
芝の1400m以下では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を13.9%下回っており、過信は禁物です。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 28 | 25.0% | +5.7 |
| 芝 1401〜1800m | 15 | 20.0% | -1.2 |
| 芝 1801〜2200m | 12 | 8.3% | -13.9 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 49 | 12.2% | -5.0 |
まとめ
- 産駒は2022年に走り始め、2023年をピークに出走は落ち着いています。
- 得意は芝の2201m以上で、複勝率36.7%。同じ芝でも1801〜2200mは13.8%と、距離で評価がまるで変わります。
- 芝は渋ると苦しい血です。道悪の複勝率は11.9%まで落ちました。
- 逆にダートは水を含むほど良く、道悪で22.9%。砂で先行できたときは44.8%を残しました。
- クラスはダートの1勝クラスが32.8%。芝は新馬戦の22.5%に対し、未勝利戦は12.8%です。
- 逆に、相性が悪かった母の父は以下の3頭。
- ダイワメジャー:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
- ディープインパクト:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
- ハーツクライ:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、サトノクラウン産駒の出走延べ1,619走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







