スペシャルウィーク産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

スペシャルウィーク産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

スペシャルウィークの産駒は、2022年6月を最後に中央から姿を消しました。いま出走してくる産駒はいません。ここに並ぶのは2016年以降の記録なので、ブエナビスタやシーザリオが走った時代は含まれず、晩年に送り出された世代だけの数字になります。その世代がどの条件で走り、どこで足りなかったのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から振り返ります。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2016〜2022年
産駒の出走
延べ729走(102頭)

スペシャルウィーク産駒の現在地

出走がいちばん多かったのは2016年で、延べ320走。2019年には58走まで細り、2022年の3走で途切れました。ここから増えることはありません。以下の数字は、その最後の7年ぶんをまとめたものです。

産駒の出走
2016年320
2017年175
2018年135
2019年58
2020年15
2021年23
2022年3

延べ出走数。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m12420.2%+3.5
芝 1401〜1800m18916.9%-0.4
芝 1801〜2200m13727.0%+0.4
芝 2201m〜1625.0%-5.9
ダート 〜1400m8211.0%-1.6
ダート 1401〜1800m16222.2%+2.4
ダート 1801〜2200m1618.8%-4.6

数字が伸びたのは芝の1801〜2200mで、複勝率27.0%。中距離が主戦場でした。芝の1400m以下も20.2%あり、人気との比較でも上積みが残っています。凹んだのは芝の1401〜1800mの16.9%で、同じ芝でも短くも長くもない距離では走れていませんでした。ダートは1401〜1800mの22.2%が最も高く、1400m以下では11.0%まで落ちます。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
小倉・芝1200m2138.1%+18.7
京都・芝1800m1330.8%+18.1
中京・ダート1800m1258.3%+16.5
小倉・ダート1700m2138.1%+15.1
福島・芝1800m1442.9%+13.4
東京・芝1600m130.0%-12.5
中山・芝1600m263.8%-10.9
中山・ダート1800m248.3%-10.1
阪神・ダート1800m238.7%-8.2
阪神・芝1800m166.2%-7.3

コースごとの出走は多くても26走なので、大づかみの傾向になります。数字が高かったのは小倉で、芝1200mが21走で複勝率38.1%、ダート1700mも同じ38.1%でした。京都の芝1800m福島の芝1800mも3割を超えています。落ちたのは中山で、芝1600mが26走で3.8%、ダート1800mも8.3%どまりでした。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良35422.9%+2.4
芝 稍重7115.5%-4.0
芝 道悪4114.6%-5.4
ダート 良17220.9%+2.5
ダート 稍重517.8%-9.4
ダート 道悪4020.0%+4.0

芝は良の22.9%がいちばん高い数字でした。稍重で15.5%、道悪で14.6%と、湿るほど下がっています。ダートは形が違い、稍重だけが51走で7.8%と極端に沈みました。良の20.9%と道悪の20.0%はほとんど並んでいるので、砂で数字を落としたのは少し湿った程度のときだけです。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ6930.4%-8.5
芝 先行18029.4%+0.4
芝 差し11214.3%-1.7
芝 追込1027.8%-0.1
ダート 逃げ2339.1%+0.9
ダート 先行7832.1%-5.2
ダート 差し9013.3%+1.9
ダート 追込722.8%-1.2

芝は前に付けた馬の数字が高く、逃げが30.4%、先行が29.4%でした。ただし芝の逃げは人気ほど走れておらず、ハナに立ったときの高さは人気に織り込まれていたことになります。差しは14.3%、追込は7.8%まで落ちました。ダートは差しの13.3%が人気を上回り、数字の高い先行の32.1%は人気ほどではありませんでした。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬2330.4%+11.0
芝 未勝利9922.2%+0.6
芝 1勝クラス13527.4%+3.3
芝 2勝クラス11417.5%-0.5
芝 3勝クラス4714.9%-1.6
芝 オープン特別・リステッド2222.7%-2.5
芝 重賞260.0%-14.1
ダート 新馬1118.2%+2.4
ダート 未勝利10616.0%-2.0
ダート 1勝クラス10722.4%+4.3
ダート 2勝クラス2015.0%+0.2

下のクラスで数字を残しました。芝の1勝クラスが135走で27.4%、芝の新馬も30.4%です。ダートも1勝クラスの22.4%が最も高く、人気との比較でも上積みが残りました。上のクラスでは伸びず、芝の重賞は26走して3着以内がありません。オープン特別・リステッドの22.7%までは走れていたので、頭打ちになったのは重賞の一段でした。

まとめ

  • 産駒の最後の出走は2022年。中央で走る産駒はもういません。
  • 数字が伸びたのは芝の1801〜2200mで複勝率27.0%。中距離が主戦場でした。
  • コースでは小倉。芝1200mもダート1700mも38.1%を残しました。
  • ダートの稍重が7.8%。良でも道悪でも2割を残したのに、少し湿ったときだけ沈みました。
  • 芝の重賞は26走して3着以内なし。晩年の世代は重賞の一段で止まっています。
  • クラスの下で稼ぐ血でした。芝の1勝クラスは27.4%です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016〜2022年、スペシャルウィーク産駒の出走延べ729走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。