マジェスティックウォリアー産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

マジェスティックウォリアー産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

マジェスティックウォリアーの産駒は、ダートを主戦場にしてきた血です。どの条件で人気以上に走り、どの条件で足りなかったのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2019〜2026年
産駒の出走
延べ3,404走(400頭)
初出走の年
2019年

マジェスティックウォリアー産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2019年で、翌年から一気に数が増えました。2023年に600走を超えたあとは、ゆるやかに減っています。出走の8割以上はダートで、芝に使われた産駒は500走に届きません。

産駒の出走
2019年117
2020年400
2021年482
2022年527
2023年614
2024年573
2025年434
2026年257

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m1849.2%-5.1
芝 1401〜1800m22414.7%+0.2
芝 1801〜2200m8811.4%-3.7
ダート 〜1400m1,09320.5%-0.1
ダート 1401〜1800m1,57323.6%+0.5
ダート 1801〜2200m17823.6%+2.7
ダート 2201m〜5431.5%+6.1

苦手は芝の1400m以下で、複勝率9.2%。人気ほども走れておらず、はっきりした割引材料になります。芝はほかの距離帯も1割台にとどまり、この血の居場所ではありません。主戦場のダートは距離が延びるほど数字が上がる並びで、1801〜2200mでは23.6%。2201m以上は3割を超えましたが、走ったのは54回で判断材料が足りません。ダートの成績はおおむね人気どおりで、大きな上積みまでは出ていません。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
札幌・ダート1000m1844.4%+17.0
京都・芝1600m1735.3%+12.9
阪神・芝1600m2825.0%+9.1
京都・ダート1900m4528.9%+7.9
京都・ダート1200m5127.5%+7.7
小倉・芝1800m205.0%-13.0
中山・芝2000m110.0%-10.6
新潟・芝1000m160.0%-9.5
中京・ダート1200m5911.9%-8.4
福島・芝1200m1513.3%-7.8

まとまった出走があるなかで上位に来たのは京都のダート1200mと1900mで、どちらも複勝率27%以上。京都の砂とは噛み合っています。下位は小倉の芝1800m中山の芝2000m新潟の芝1000mと芝が並び、距離でみた芝の弱さがコース別でも繰り返されました。砂で下位に入ったのは中京のダート1200mの11.9%だけです。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良38212.3%-1.9
芝 稍重827.3%-7.9
芝 道悪4216.7%+1.3
ダート 良1,88421.3%-0.7
ダート 稍重56023.9%+2.1
ダート 道悪45426.2%+3.7

ダートは水が入るほど数字が上がります。良の21.3%から稍重、道悪と一段ずつ上がり、渋った砂では26.2%に届きました。人気との比較でも上積みが増えていくので、雨は味方です。芝は良馬場でも12.3%で、状態が変わっても低い水準のままでした。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ3839.5%+6.7
芝 先行11920.2%-3.6
芝 差し1688.9%-5.4
芝 追込1653.6%-1.3
ダート 逃げ29143.0%+4.0
ダート 先行83043.1%+2.5
ダート 差し81515.5%-1.4
ダート 追込9624.7%-1.1

得意はダートで逃げるか先行するかできたときで、複勝率はどちらも43%前後。同じ位置取りをした馬より上を行っており、この血でいちばん確かな形です。差しに回ると15.5%、追込なら4.7%まで落ちるので、砂でも位置を取れるかどうかが分かれ目になります。反対に芝で先行や差しに構えた産駒は、同じ位置取りの馬に届いていません。芝の逃げだけ数字が高く出ていますが、走ったのは38回で判断材料が足りません。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬9015.6%-3.8
芝 未勝利1855.9%-4.8
芝 1勝クラス10813.9%+0.4
芝 2勝クラス6023.3%+1.8
芝 3勝クラス4214.3%+2.4
芝 重賞110.0%-11.6
ダート 新馬25025.6%+1.3
ダート 未勝利1,21721.5%-0.8
ダート 1勝クラス82121.6%+0.9
ダート 2勝クラス36323.7%+2.5
ダート 3勝クラス13329.3%+4.3
ダート オープン特別・リステッド7324.7%-0.8
ダート 重賞4119.5%+0.6

苦手は芝の新馬戦と未勝利戦です。未勝利戦は複勝率5.9%まで落ち、人気ほども走れていません。芝でデビューさせる使い方は、この血には向きません。ダートはクラスが上がるほど数字が上がる並びで、3勝クラスでは29.3%。未勝利の21.5%より高く、人気との比較でも上積みが残りました。

マジェスティックウォリアーと相性の良い母父・悪い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がマジェスティックウォリアーかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。

マジェスティックウォリアーと相性が良い母父

エンパイアメーカー

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:エンパイアメーカー)

母父がエンパイアメーカーの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率38.3%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の23.2%を大きく上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは人気以上に走れています。また、ダートの1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を13.2%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m3441.2%+13.2
ダート 1401〜1800m4134.1%+2.3
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 良5738.6%+7.2
ダート 稍重1526.7%+3.8
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・ダート1800m1428.6%+0.5

ブライアンズタイム

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:ブライアンズタイム)

母父がブライアンズタイムの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率29.6%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の20.4%を大きく上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは好成績です。また、ダートの2201m以上は同じ人気帯の平均複勝率を17.7%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m1625.0%+1.1
ダート 1401〜1800m2429.2%+3.2
ダート 1801〜2200m1118.2%+1.6
ダート 2201m〜1747.1%+17.7
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 良4431.8%+5.7
ダート 道悪1625.0%+7.9
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・ダート2400m1136.4%+9.9

ハーツクライ

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:ハーツクライ)

母父がハーツクライの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率24.5%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の20.8%を上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは好成績です。また、中山・ダート1800mは複勝率42.9%で相性が良いです。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m195.3%-6.9
ダート 1401〜1800m5234.6%+9.0
ダート 2201m〜1428.6%+7.7
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 良6225.8%+4.7
ダート 稍重1330.8%+1.6
ダート 道悪1127.3%+13.2
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・ダート1800m1442.9%+7.7

ゼンノロブロイ

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:ゼンノロブロイ)

母父がゼンノロブロイの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率27.4%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の19.8%を大きく上回っています。
芝の1401〜1800m、特に芝の良馬場では好成績です。また、阪神・芝1600mは複勝率46.2%と好成績を残しています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m3540.0%+13.5
ダート 1401〜1800m4816.7%-5.3
ダート 1801〜2200m1442.9%+16.5
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良3243.8%+16.4
ダート 良4719.1%-2.5
ダート 稍重1520.0%-7.7
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
阪神・芝1600m1346.2%+24.3
中山・ダート1800m1118.2%-3.3

フジキセキ

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:フジキセキ)

母父がフジキセキの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率31.0%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の21.2%を大きく上回っています。
ダートは距離を問わず好成績です。また、札幌・ダート1700mは複勝率54.5%とよく走っています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m7829.5%+2.7
ダート 1401〜1800m8436.9%+4.5
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良156.7%-3.8
ダート 良10032.0%+3.2
ダート 稍重3324.2%-5.6
ダート 道悪3644.4%+14.5
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
札幌・ダート1700m1154.5%+14.5
阪神・ダート1800m1442.9%+11.7
東京・ダート1400m1225.0%+3.4
京都・ダート1400m1118.2%-11.9
京都・ダート1800m1526.7%-3.0

キングカメハメハ

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:キングカメハメハ)

母父がキングカメハメハの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率24.7%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の24.5%とほぼ同じですが、ダートは距離を問わず好成績です。また、札幌・ダート1700mは複勝率58.3%とよく走っています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m5028.0%+3.8
ダート 1401〜1800m7723.4%+3.1
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良120.0%-13.3
ダート 良8327.7%+3.8
ダート 稍重3429.4%+9.2
ダート 道悪1816.7%-2.3
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
札幌・ダート1700m1258.3%+26.7
阪神・ダート1400m1442.9%+10.3
阪神・ダート1800m1216.7%-1.6

マンハッタンカフェ

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:マンハッタンカフェ)

母父がマンハッタンカフェの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率24.4%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の22.3%を上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1400m以下では好成績です。また、ダートの1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を10.7%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m2536.0%+6.2
ダート 1401〜1800m3622.2%-1.6
ダート 1801〜2200m1428.6%+10.7
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良119.1%-1.7
ダート 良4628.3%+5.2
ダート 稍重1323.1%+6.3
ダート 道悪1729.4%-3.8

マジェスティックウォリアーと相性が悪い母父

ロージズインメイ

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:ロージズインメイ)

母父がロージズインメイの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率13.5%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の23.9%を大きく下回っています。
特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 1401〜1800m608.3%-1.7
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 良4613.0%+0.4
ダート 稍重1711.8%-0.6
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
新潟・ダート1800m119.1%+1.3
中山・ダート1800m147.1%+0.5

シンボリクリスエス

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:シンボリクリスエス)

母父がシンボリクリスエスの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率19.0%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の22.5%を下回っています。
ダートの道悪では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。特にダートの良馬場では成績が悪いので割引が必要です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m1520.0%-0.7
ダート 1401〜1800m6822.1%-1.5
ダート 1801〜2200m1513.3%-1.2
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良119.1%-0.6
ダート 良7817.9%-4.1
ダート 稍重1513.3%-0.2
ダート 道悪1346.2%+11.1

ディープインパクト

(父:マジェスティックウォリアー × 母父:ディープインパクト)

母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がマジェスティックウォリアーの馬は複勝率20.1%。父がマジェスティックウォリアーでない馬の25.0%を下回っています。
ダートの1401〜1800mや、ダートの1400m以下では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を13.0%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m166.2%-13.0
芝 1401〜1800m1910.5%-3.5
ダート 〜1400m3627.8%+2.8
ダート 1401〜1800m5726.3%+2.6
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良323.1%-12.1
ダート 良5824.1%-0.8
ダート 稍重1625.0%+2.3
ダート 道悪2133.3%+9.0
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
阪神・ダート1800m1540.0%+17.1

まとめ

  • 主戦場はダート。距離が延びるほど数字が上がり、1801〜2200mでは23.6%まで届きます。
  • 芝の1400m以下は複勝率9.2%。芝はほかの距離帯も1割台にとどまります。
  • ダートは渋るほど数字が上がります。良の21.3%に対し、道悪では26.2%でした。
  • ダートで前に行けたときは複勝率43%前後。人気を考えても上積みが残る、いちばん確かな形です。
  • 芝の新馬戦と未勝利戦は苦戦。一方でダートは3勝クラスで29.3%と、上のクラスほど数字を伸ばします。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の3頭。
    • エンパイアメーカー:ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは人気以上に走れています。
    • ブライアンズタイム:ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは好成績です。
    • ハーツクライ:ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは好成績です。
  • 逆に、相性が悪かった母の父は以下の3頭。
    • ロージズインメイ:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
    • シンボリクリスエス:ダートの良馬場では成績が悪いので割引が必要です。
    • ディープインパクト:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2019〜2026年、マジェスティックウォリアー産駒の出走延べ3,404走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。