ニューイヤーズデイ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ニューイヤーズデイ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ニューイヤーズデイの産駒が中央で走り始めたのは2023年です。産駒数も増え、ダートを中心に成績の輪郭がはっきりしてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2023〜2026年
産駒の出走
延べ1,299走(171頭)
初出走の年
2023年

ニューイヤーズデイ産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2023年。2025年には延べ487走を数え、2026年も8月までに296走に達しました。出走の中心はダートで、芝は限られた条件に集まっています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2023年136
2024年380
2025年487
2026年296

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m12428.2%+4.0
芝 1401〜1800m13125.2%+5.7
芝 1801〜2200m4524.4%+3.2
ダート 〜1400m45527.0%+1.1
ダート 1401〜1800m47428.7%+2.5
ダート 1801〜2200m5127.5%-0.4
ダート 2201m〜1353.8%+18.3

ダートの2201m以上が53.8%と跳ねていますが、走ったのはまだ13回です。数がそろっている区分で高いのはダートの1401〜1800mの28.7%。芝の1400m以下も28.2%まで届いており、距離による落差はほとんどありません。人気との比較で上積みがはっきり残ったのは芝の1401〜1800mです。ダートの血だからと芝を消すと取りこぼす形です。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・ダート2400m1163.6%+25.9
阪神・芝1600m1338.5%+20.0
中山・ダート1800m9128.6%+3.0
東京・ダート1600m8125.9%+1.5
東京・ダート1400m7324.7%+0.5
福島・芝1800m1216.7%-10.7
東京・ダート2100m3318.2%-7.9
中山・ダート1200m6521.5%-4.6
札幌・ダート1700m2825.0%-4.5
中京・芝1600m119.1%-3.4

複勝率だけなら中山のダート2400m阪神の芝1600mが上位ですが、いずれもまだ十数回の出走にとどまります。数がそろっているところでは中山のダート1800mが28.6%と手堅く、人気との比較でもプラスを保ちました。同じ中山でもダート1200mは21.5%どまりで、人気ほど走れていません。中山のダートは距離で評価を分けたいところです。中京の芝1600mは9.1%と苦戦しました。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良24924.9%+2.5
芝 稍重3935.9%+16.0
芝 道悪1816.7%-5.1
ダート 良68527.6%+1.5
ダート 稍重18726.2%+0.2
ダート 道悪12134.7%+6.8

いちばん強いのはダートの道悪です。複勝率は34.7%まで上がり、人気との比較でも大きな上積みが残りました。良も稍重も2割台後半でそろっているので、水が入ったぶんだけ上乗せが効く形です。芝は良で24.9%と堅実。芝の道悪は16.7%まで落ちますが、走ったのはまだ18回です。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ2951.7%+11.5
芝 先行8334.9%+1.8
芝 差し10824.1%+4.5
芝 追込838.4%0.0
ダート 逃げ7248.6%+2.6
ダート 先行33247.3%+2.3
ダート 差し34320.7%+2.2
ダート 追込2466.9%0.0

ダートは逃げ・先行がそろって複勝率4割台後半で、前に付けたときの安定感が際立ちます。差しに回っても人気以上を保っており、位置取りの融通がききます。芝はハナに立てたときが51.7%と跳ねますが、走ったのはまだ29回。数字が落ち着いているのは芝の差しのほうで、後ろから運んでも人気以上に走れています。苦しいのは追込で、芝もダートも1割に届きません。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬4725.5%+3.8
芝 未勝利10428.8%+6.0
芝 1勝クラス9522.1%+1.3
芝 2勝クラス3928.2%+2.3
芝 3勝クラス1330.8%+10.3
ダート 新馬9338.7%+11.6
ダート 未勝利45229.0%+1.9
ダート 1勝クラス26828.7%+2.5
ダート 2勝クラス12123.1%-2.3
ダート 3勝クラス4015.0%-9.2
ダート オープン特別・リステッド1513.3%-8.2

目を引くのはダートの新馬です。複勝率38.7%はクラス別でいちばん高く、人気との比較でも大きな上積みが出ました。芝でも未勝利戦が28.8%と高く、入り口の強さは芝ダートに共通しています。ダートは未勝利が29.0%、1勝クラスが28.7%と2割台後半で並びます。一方、ダートの3勝クラスは15.0%。相手が強くなるほど苦しくなる形が出ています。

ニューイヤーズデイと相性の良い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がニューイヤーズデイかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。

ディープインパクト

(父:ニューイヤーズデイ × 母父:ディープインパクト)

母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がニューイヤーズデイの馬は複勝率34.5%。父がニューイヤーズデイでない馬の24.9%を大きく上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは好成績です。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を19.2%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m1136.4%+19.2
ダート 〜1400m3026.7%-1.4
ダート 1401〜1800m3444.1%+8.4
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1822.2%+8.1
ダート 良4040.0%+6.7
ダート 稍重1421.4%-6.1

ダイワメジャー

(父:ニューイヤーズデイ × 母父:ダイワメジャー)

母父がダイワメジャーの馬で比較すると、父がニューイヤーズデイの馬は複勝率35.0%。父がニューイヤーズデイでない馬の21.4%を大きく上回っています。
ダートの1400m以下、特にダートの良馬場では好成績です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m2227.3%-1.0
ダート 〜1400m5843.1%+8.5
ダート 1401〜1800m119.1%-9.6
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良2630.8%+3.5
ダート 良4632.6%+1.6
ダート 稍重1442.9%+6.0

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2023年。出走の中心はダートで、頭数は年を追って増えています。
  • 得意はダートの1401〜1800m。複勝率28.7%で、距離による落差はほとんどありません。
  • ダートの道悪は34.7%まで上がります。水が入ったときは評価を上げてよい血です。
  • ダートの新馬戦が38.7%と際立ちます。芝の新馬も25.5%で、どちらも人気以上です。
  • コースでは中山のダート1800mが堅実。同じ中山でもダート1200mは人気ほど走れていません。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の2頭。
    • ディープインパクト:ダートの良馬場、特にダートの1401〜1800mでは好成績です。
    • ダイワメジャー:ダートの1400m以下、特にダートの良馬場では好成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023〜2026年、ニューイヤーズデイ産駒の出走延べ1,299走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。