ブリックスアンドモルタル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ブリックスアンドモルタル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ブリックスアンドモルタルの産駒は2023年に走り始め、4年目に入りました。芝で数字を伸ばす血で、得意な距離と苦手な距離の線引きがかなりはっきりしています。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2023〜2026年
産駒の出走
延べ2,039走(269頭)
初出走の年
2023年

ブリックスアンドモルタル産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2023年です。翌2024年には554走まで増え、2025年は840走を数えました。2026年も8月までに498走に達しています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2023年147
2024年554
2025年840
2026年498

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m25022.8%-2.9
芝 1401〜1800m63128.1%+2.4
芝 1801〜2200m40825.5%+2.2
芝 2201m〜10418.3%-2.5
ダート 〜1400m16519.4%-1.8
ダート 1401〜1800m38222.5%+1.0
ダート 1801〜2200m7118.3%-3.1
ダート 2201m〜2821.4%-0.2

得意は芝の1401〜1800mです。複勝率28.1%で、人気と比べても上積みが残りました。芝は1801〜2200mも25.5%あり、ここも人気以上に走れています。反対に芝の1400m以下は22.8%まで落ち、人気を下回りました。芝の2201m以上はさらに低く18.3%です。短くても長くても数字が落ちるので、狙いはマイルから中距離に絞ります。ダートでは1801〜2200mが同じく18.3%で、砂の長めも向いていません。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
札幌・芝1800m1145.5%+18.1
阪神・ダート1400m1631.2%+15.1
東京・芝2000m2842.9%+13.7
福島・芝1800m2729.6%+12.1
函館・芝2000m1625.0%+9.8
札幌・芝1500m1811.1%-16.4
函館・ダート1700m185.6%-13.6
札幌・芝1200m120.0%-13.3
新潟・芝1400m1216.7%-12.8
京都・芝1400m3613.9%-10.9

コース別は当たり外れの幅が大きく出ました。東京の芝2000mは複勝率42.9%と高く、広いコースの中距離でしっかり数字を残しています。福島の芝1800mも29.6%を残しました。逆に京都の芝1400mは13.9%どまりで、36走を重ねても上向いていません。北海道は開催ごとの差が大きく、札幌の芝1800mが45.5%だった一方、同じ札幌の芝1500mは11.1%にとどまっています。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1,12925.7%+1.0
芝 稍重17925.1%0.0
芝 道悪8525.9%+3.9
ダート 良42820.3%-0.6
ダート 稍重13023.1%+0.8
ダート 道悪8822.7%+0.6

馬場状態では大きく動きません。芝は良で25.7%、道悪でも25.9%とほぼ同じ水準を保ちました。水が入っても崩れないタイプで、人気との比較でも芝の道悪はプラスに振れています。ダートは良の20.3%より稍重の23.1%のほうが高く、こちらもわずかに湿ったくらいでは苦になりません。馬場を理由に評価は動かしません。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ11849.2%+5.1
芝 先行39542.5%+5.2
芝 差し44820.3%-3.1
芝 追込4268.7%-0.2
ダート 逃げ4447.7%+7.0
ダート 先行17047.6%+5.7
ダート 差し18714.4%-2.9
ダート 追込2453.3%-1.9

この血ははっきり前が有利です。芝の逃げは複勝率49.2%で、人気以上に走れています。先行でも42.5%を残しました。ダートの先行も47.6%と高く、砂でも前に付けられたときは信頼できます。逆に差しに回ると芝で20.3%、追込では8.7%まで落ちました。位置を取れるかどうかが、いちばんわかりやすい判断材料になります。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬17520.0%-4.1
芝 未勝利63822.1%+1.2
芝 1勝クラス30833.8%+5.5
芝 2勝クラス16031.9%+1.5
芝 3勝クラス4623.9%-2.5
芝 オープン特別・リステッド2725.9%-2.9
芝 重賞3920.5%-2.7
ダート 新馬3823.7%-0.9
ダート 未勝利35224.4%+0.8
ダート 1勝クラス19114.1%-2.1
ダート 2勝クラス5527.3%+1.3

目を引くのはデビュー戦との相性で、芝の新馬は複勝率20.0%と低く、人気も下回りました。ダートの新馬も23.7%で、こちらも人気には届いていません。一方で芝の1勝クラスは33.8%と高く、人気以上に走れています。2勝クラスでも31.9%を保ちました。新馬戦より、上のクラスのほうが数字は上です。

ブリックスアンドモルタルと相性の良い母父・悪い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がブリックスアンドモルタルかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。

ブリックスアンドモルタルと相性が良い母父

ディープインパクト

(父:ブリックスアンドモルタル × 母父:ディープインパクト)

母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がブリックスアンドモルタルの馬は複勝率35.5%。父がブリックスアンドモルタルでない馬の24.8%を大きく上回っています。
芝は距離を問わず好成績です。また、京都・芝2000mは複勝率57.1%で相性が良いです。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m4139.0%+8.0
芝 1401〜1800m9834.7%+5.0
芝 1801〜2200m6643.9%+11.7
ダート 1401〜1800m2334.8%+8.2
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良17135.7%+5.5
芝 稍重3040.0%+6.3
芝 道悪1258.3%+32.8
ダート 良2030.0%+7.4
ダート 稍重119.1%-4.8
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・芝2000m1457.1%+18.1
東京・芝1600m1241.7%+3.7
中山・芝1800m1127.3%-2.6

ブラックタイド

(父:ブリックスアンドモルタル × 母父:ブラックタイド)

母父がブラックタイドの馬で比較すると、父がブリックスアンドモルタルの馬は複勝率26.7%。父がブリックスアンドモルタルでない馬の20.2%を大きく上回っています。
芝の良馬場、特に芝の1401〜1800mでは好成績です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m2646.2%+18.3
ダート 〜1400m137.7%-11.3
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良3834.2%+10.4
ダート 良119.1%-10.8

ブリックスアンドモルタルと相性が悪い母父

ハーツクライ

(父:ブリックスアンドモルタル × 母父:ハーツクライ)

母父がハーツクライの馬で比較すると、父がブリックスアンドモルタルの馬は複勝率14.1%。父がブリックスアンドモルタルでない馬の21.0%を大きく下回っています。
ダートの1401〜1800mでは好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を15.9%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m1428.6%-5.0
芝 1801〜2200m1513.3%-15.9
ダート 1401〜1800m1816.7%+2.4
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良3611.1%-19.5
ダート 良128.3%-5.8

ダイワメジャー

(父:ブリックスアンドモルタル × 母父:ダイワメジャー)

母父がダイワメジャーの馬で比較すると、父がブリックスアンドモルタルの馬は複勝率18.3%。父がブリックスアンドモルタルでない馬の21.7%を下回っています。
特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を7.0%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m2611.5%-2.4
芝 1401〜1800m3627.8%-1.8
芝 1801〜2200m2516.0%-7.0
ダート 〜1400m1822.2%-1.1
ダート 1401〜1800m119.1%-8.1
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良7423.0%0.0
ダート 良2619.2%-2.3

まとめ

  • 産駒は2023年に走り始めたばかりで、頭数はいまも増えている途中です。
  • 得意は芝の1401〜1800mで、複勝率28.1%。短くても長くても数字が落ちるので、狙う距離は絞ります。
  • コースは当たり外れの幅が大きい段階です。東京の芝2000mは42.9%、京都の芝1400mは13.9%でした。
  • 前に行けたときが強い血です。芝の逃げは49.2%、ダートの先行も47.6%を残しました。
  • 芝の新馬は20.0%と低い一方、芝の1勝クラスは33.8%。新馬戦より上のクラスで数字が上がっています。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の2頭。
    • ディープインパクト:芝は距離を問わず好成績です。
    • ブラックタイド:芝の良馬場、特に芝の1401〜1800mでは好成績です。
  • 逆に、相性が悪かった母の父は以下の2頭。
    • ハーツクライ:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
    • ダイワメジャー:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023〜2026年、ブリックスアンドモルタル産駒の出走延べ2,039走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。