スワーヴリチャード産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

スワーヴリチャード産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

スワーヴリチャードの産駒が中央で走り始めたのは2023年です。産駒数も増え、芝の中距離に寄った得意条件がはっきりしてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2023〜2026年
産駒の出走
延べ1,260走(177頭)
初出走の年
2023年

スワーヴリチャード産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2023年。2025年には延べ433走を数え、2026年も8月までに300走に達しました。出走の中心は芝で、ダートに回る産駒は限られています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2023年146
2024年381
2025年433
2026年300

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m23219.4%-2.7
芝 1401〜1800m42625.4%-2.0
芝 1801〜2200m22030.9%+3.2
芝 2201m〜4723.4%-6.9
ダート 〜1400m18219.8%-2.6
ダート 1401〜1800m14018.6%-3.7
ダート 1801〜2200m1118.2%-4.5

得意は芝の1801〜2200mです。複勝率30.9%で、人気との比較でも上積みが残りました。同じ芝でも1400m以下は19.4%まで落ち、短いところでは持ち味が出ていません。苦手はダートの1401〜1800mで、18.6%どまりです。芝の2201m以上も23.4%で、長ければよいという血ではありません。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
東京・芝2000m2552.0%+16.3
札幌・芝1800m2050.0%+12.3
小倉・ダート1700m1127.3%+11.6
函館・芝1200m2441.7%+10.3
京都・ダート1200m1136.4%+9.8
福島・芝1800m185.6%-15.4
中京・ダート1200m110.0%-14.8
新潟・ダート1200m119.1%-14.7
京都・芝1400m195.3%-14.7
中山・芝1800m1225.0%-12.1

東京の芝2000mが52.0%と際立ちます。札幌の芝1800mも50.0%で、広いコースの中距離が舞台です。逆に京都の芝1400mは5.3%、福島の芝1800mは5.6%と苦戦しました。同じ1800mでも札幌と福島でここまで開くので、コースによる当たり外れは大きく出ています。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良77425.2%-1.3
芝 稍重10629.2%+4.3
芝 道悪4513.3%-9.1
ダート 良24719.4%-2.9
ダート 稍重4918.4%-5.9
ダート 道悪3917.9%-2.2

いちばん強いのは芝の稍重です。複勝率29.2%で、人気との比較でも上積みが残りました。良は25.2%でおおむね人気どおり。ところが重・不良まで渋ると13.3%まで落ち込みます。少し湿ったくらいが最も良く、水が入りすぎると手が出ない形です。ダートは良でも19.4%どまりで、こちらは馬場を問わず割り引きたいところです。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ8347.0%+3.6
芝 先行25731.5%-5.1
芝 差し31823.3%-2.7
芝 追込25413.4%+3.0
ダート 逃げ3330.3%-8.7
ダート 先行12736.2%-3.7
ダート 差し1067.5%-7.4
ダート 追込690.0%-5.1

芝は逃げがいちばん高く47.0%。前に行けたときの数字は目を引きます。面白いのは追込で、13.4%ながら人気以上に走れています。一方、芝の先行は31.5%と数字自体は悪くないものの、人気ほど走れていません。ダートの差し・追込はさらに苦しく、差しが7.5%、追込は3着以内がまだありません。砂で後ろからの競馬になった産駒は、評価を下げてよさそうです。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬14529.0%-4.3
芝 未勝利37024.6%+0.2
芝 1勝クラス19624.0%+0.4
芝 2勝クラス5036.0%+7.3
芝 3勝クラス628.1%-11.7
芝 オープン特別・リステッド2638.5%+4.0
芝 重賞7625.0%-4.0
ダート 新馬119.1%-9.9
ダート 未勝利19420.1%-3.2
ダート 1勝クラス9420.2%-2.5
ダート 2勝クラス3116.1%-2.7

芝の2勝クラスが36.0%と高く、1勝クラスの24.0%を大きく上回ります。オープン特別・リステッドも38.5%で、相手が強くなる区分でも数字は落ちていません。ところが芝の3勝クラスだけが8.1%と沈みます。前後のクラスとは数字がまるで違うので、ここだけは慎重に扱いたいところです。芝の新馬は29.0%と数字自体は高いものの、人気ほど走れていません。デビュー戦で人気を集めやすい血で、ダートの未勝利も20.1%と人気に見合っていません。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2023年。出走の中心は芝で、ダートに回る産駒は限られます。
  • 得意は芝の1801〜2200m。複勝率30.9%で、人気との比較でも上積みが残ります。
  • 苦手は芝の1400m以下とダートの1401〜1800m。どちらも2割に届かず、人気ほど走れていません。
  • 馬場は稍重の芝がいちばん。重・不良まで渋ると13.3%まで落ちます。
  • ダートで後ろからになった産駒は割引。差しは7.5%、追込は3着以内がまだありません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023〜2026年、スワーヴリチャード産駒の出走延べ1,260走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。